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エイジング

ナチュラル色のサドルレザーが経年変化で「あめ色」へと変わっていくのをエイジングと言います。

いわゆる「革っぽい色」に変わるまでしばらくかかりますが、愛着も増しますし「自分色」に染めるという楽しみも増えます。

エイジング

このような色に変わるまでは時間がかかりますが、手っ取り早く行う方法として「日光浴」があります。
たった数時間直射日光に当てるだけで色の変化が確認できます。
しかしどうでしょう?
人間も日光浴をすれば日焼けしますよね?
果たしてそれが革にとって良い事でしょうか?
写真の変化後の財布は、わざわざ日光浴させた訳ではありません。

革の大敵は、水・熱・乾燥と、人間の皮膚にも共通します。
最初に日光浴を行い汚れを防ぎ革を強くするなど、色々な説がありますしそれぞれ正しい事だと思います。
キレイな色の変化を求めるには必要かもしれませんが、私は「自分らしい色」に仕上げていくことが個性だと思います。

変化後の写真。
右側の方がヨゴレているように色が濃く傷も目立ちます。
これは、いつもポケットに差し込んで使用していたからです。
ポケットから露出している部分は常に外の空気や太陽にさらされていたということで、傷も増え色の変化も進み色が濃くなったのです。
写真では見えませんが裏側は、ジーパンの色が移ったせいだと思うのですが、非常に黒っぽくなっています。
常に財布をカバンの中に入れて使用していた場合は、このような色にはならなかったでしょう。
要は「使う事」が一番!
財布が自分のお尻の形にフィットしてきたり・・・。

色は勝手に変わっていきます。
革の変色を防ぐため、材料になる革は暗いところに保管していますが、それでも経年変化で微妙に色が変わっていきます。
適度に手入れしながら「使い続ける」ことが「自分色」に育てる一番の方法だと思います。